タイヤ
2011年09月07日
後ろのタイヤがパンクしてしまいました。
タイヤの溝の部分に小さな鉄片が刺さっています(上の写真の真ん中)
※釘やネジが刺さっていても空気が抜けない場合もあります。空気が抜けていないようでしたら修理が出来る場所まで移動してから刺さった釘を抜くようにしましょう。
1)刺さっている物を抜き取ります。
釘のような棒状の物が刺さっていたなら、ペンチやくぎ抜きを利用して取り除きます。
ネジなどが刺さっていた場合は、ドライバーを使い丁寧に取り除きます。
刺さっていた物を抜く時に、刺さっていた角度を覚えておきます。
2)タイヤの穴を整えます。
上の写真にあるような工具を使い、刺さっていた穴を拡げて充填剤を挿し易くしておきます。
工具に《ラバーセメント(ゴム糊のようなもの)》を塗り、奥まで捻りながら刺します。
3)穴に修理剤を真っ直ぐに挿し込みます。
ラバー充填剤を工具の先端に挟み《ラバーセメント》を塗って置きます。
4)充填剤がタイヤの中まで貫通したら工具だけ抜き取ります。
5)はみ出している部分を、カッターで切り取ります。
6)空気を入れてパンク修理は終了です。
ラバーセメントが完全に固まるまでに1週間ほど掛かります。
完全に固まるまでは無理な運転はしないようにしましょう。
今回使用した工具
黄色いチューブが、ラバーセメント(100円)
茶色い棒は、充填用の生ゴム (5本で200円)
上の工具は、充填剤を挿入する時に使います。
下の工具は、穴を拡げてゴムを刺し易くします。
『アストロプロダクツ』では、上記のようなセットが680円で売られています。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/astroproducts/2007000004487.html
バイク屋さんに修理して貰うと2000円以上掛かりますが、自分で遣れば100円でパンク修理が出来ます。
※パンクするのは後ろのタイヤが多いようです。 理由は2つあるようで、ひとつは後輪駆動が原因と言われています。 もうひとつは、走行中に前輪で転がっている釘を踏みつけて立たせてしまい、その立ち上がった状態の釘を後輪が踏みつけてしまうのも理由のひとつと云われています。
2011年07月27日
作業自体は、【フロントタイヤ交換 後編】http://lead110.doorblog.jp/archives/3878495.htmlと変わらないのですが、ホイール径が小さくなるので難易度は高くなります。
タイヤを組む際にもタイヤレバーが無いと難しいと思います。冬場はゴムも硬くなり更に難しくなります。
締め付けトルク: リアアクスルナット(図10) 118N.m
締め付けトルク: ジョイントナット(図7) 14N.m
締め付けトルク: マフラマウントボルト(図11) 59N.m
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2011年07月18日
タイヤを交換するには、まず古いタイヤを外す必要があります。
チューブレスタイヤを外すには、ビードブレーカーを使いビードを落とす必要があります。
【ビードブレーカー買いました】は、下記のURLをクリックしてください。
http://blog.livedoor.jp/ookinatamatebako/archives/3812895.html
上の写真は、小型自動車等で使われているパンタグラフジャッキです。
【MomotaRo】では、《パンタジャッキ》の名称で1100円で販売されてます。
1)タイヤの空気を抜きます。
※タイヤの空気を抜くには、エアーバルブの中に有る《ムシ》を《ムシ回し》を使い取り外すか、ムシの先端に付いてる棒(上の写真を参照)を押し込めば空気が抜けます。
ムシ回しは、100~300円程度で売られています。ムシの先端の棒を押し込んで空気を抜く方法だと時間が掛かるので、1つ購入しておいても良いでしょう。
2)ジャッキをセットします。
※ジャッキを上の写真のようにセットします。 緑色の部分はガードレールです。
※先端部分はホイールとタイヤの境目辺りに当てるようにします。
3)ハンドルを使いジャッキを伸ばします。
※ジャッキで押し下げていくと、『ポン』と音がしてビードが落ちます。
4)反対側も同様にビードを落とします。
※上の写真のようにタイヤが斜めになってしまい、ジャッキを伸ばしてもビード落としが出来ない場合は、持ち上がった部分を足で踏みつければビードが落ちます。
ビードブレーカーも無くジャッキも無い場合は、棒とハンマーでもビード落としは出来ます。
さらに変わった方法では、椅子の脚で一気に踏み潰す方法もあります。
上の図のように、材木の上にタイヤを置き、もう一本の棒を使いタイヤが斜めになるような状態を作る。この状態で浮き上がった側を足で踏みつければビードが外れます。
ビードが外れると、上の写真のように成ります。
フロントタイヤ交換 前編
http://blog.livedoor.jp/ookinatamatebako/archives/3834134.html
フロントタイヤ交換 後編
http://blog.livedoor.jp/ookinatamatebako/archives/3878495.html
リアタイヤの交換 その1
http://blog.livedoor.jp/ookinatamatebako/archives/3887038.html
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2011年07月17日
1)マフラーを外す
リアホイールを外すには、マフラーを外しておく必要があります。
下の図面の7番の袋ナット2個と11番のボルト2本を外します。
※マフラーが熱いと火傷をしますので、必ず冷めているのを確信してから作業を行ってください。
※外す順番は、7番の袋ナットを先に外してから、11番のボルトを外します。先に11番のボルトから外すと、マフラーの重みでエキゾーストパイプ(マフラーに付いてるパイプ部分)を固定するマフラースタッドボルトを曲げてしまったりする場合がありますので、必ず7番の袋ナットから外すようにします。7番の袋ナットは、車体の下側に有り発見しづらいのでエキゾーストパイプを手繰って探してください。
7番の袋ナットは10mmのボックスレンチ、11番のボルトは14mmのボックスレンチを使って外します。
2)リアブレーキレバーをテープで固定する。
※電動またはエアー式のインパクトを使う場合は、この作業は省いてください。
3)リアホイールのアクスルナットを外す。
※24mmのボックスレンチを使ってアクスルナットを外します。 2)でリアブレーキでホイールが動かないように固定しているので、レンチを反時計廻すだけでナットが外れます。 ブレーキを固定しておかないと、ホイールが廻ってしまいナットが外せません。
4)ブレーキを戻します。
※ブレーキが掛かった状態だと、どんなに頑張ってもホイールを外せません。
2)でブレーキを固定してない場合は、当然この作業は必要ありません。
5)リアホイールを車体から外します。
※外したナットとワッシャーはパーツクリーナーで綺麗にしておく。
タイヤを外したついでに、リアブレーキシューの磨耗具合もチェックしとくと良いでしょう。
6)リアタイヤのビードを落とす。
ビードの落とし方は、【(パンタグラフ)ジャッキでビード落とし】を参照してください。
http://blog.livedoor.jp/ookinatamatebako/archives/3894935.html
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お詫び: 【リアタイヤの交換 その2】を書く予定でしたが、写真紛失により投稿できなくなりました。締め付けトルクのみ記載してますm(-_-)m
【リアタイヤの交換 その2 《お詫び》】http://lead110.doorblog.jp/archives/3991217.html
2011年07月16日
http://blog.livedoor.jp/ookinatamatebako/archives/3834134.html
4)ビード落しが済んだら、タイヤとホイールの隙間にシリコーンスプレーを吹き付けておきます。
※ホイールに傷を付けたくない場合は、写真のようにリムプロテクターを使用してください。
(多少の傷は気にしないのでしたら、リムプロテクターは無い方が簡単に外せます)
5)タイヤとホイールの間にタイヤレバーを挿し込みタイヤを外します。
※一箇所タイヤレバーが挿し込めたらレバーが外れないように足で押さえておき、7cm位離れたところに別のタイヤレバーを挿し込みます。徐々に外れる部分を大きくして、全体の半分くらい外れたら手で思いっきり引っ張って外します。
ホイールは、ビードの乗っかる両サイドの部分よりも中央の部分のが径が小さくなっています。
タイヤのビードを中央の溝に落としておき、反対側にレバーを掛けてタイヤを外側に外します。
※スクーターのタイヤは径が小さいので意外と大変です。特に冬場はタイヤが硬くなかなか外せません。
初めてタイヤ交換するのでしたら、タイヤ径の小さい後輪よりもタイヤ径の大きい前輪側から始めた方のが簡単に外せます。
6)片側が外せたら表側と同様に外して行きます。
7)古いエアーバルブをカッターで切り落とします。
8)エアーバルブにシリコーンスプレーを塗って、ペンチ等で引っ張り固定します。
※写真のバルブは曲がったタイプなので直接ペンチで摘んでいますが、直タイプのものは先端のネジを傷つけないようにビニールテープなどを巻いてからペンチで摘むようにしましょう。
9)ホイールとタイヤのビード部分にシリコーンスプレーを噴き掛けておきます。
10)タイヤに書かれたタイヤの回転方向に気を付けながらタイヤを取り付けます。
※取り付けは、取り外しと比べたら簡単に行えます。ホイールにタイヤのビード部分を一部引っ掛け、残りは体重を掛けながら徐々に嵌め込んでいきます。この時期でしたら、タイヤレバーを使わなくてもシリコーンスプレーを大量に掛けておけばスムースに取り付けが出来ます。(写真は取り忘れました)
11)コンプレッサーで空気を入れてビードを起こします。
※エアーバルブからムシを抜いて、空気を入れると『パン』『パン』と2回音がしてビードがホイールに嵌ります。
コンプレッサーが無い場合は、ガソリンスタンドや自動車用品店などでも借りる事が出来ます。
今回は《オートバックス》さんでコンプレッサーを借りて空気を入れました。
12)ムシを戻して空気圧を調整したら、ホイールをバイクに戻します。
※ホイールの戻し方は、【ブレーキディスク(ローター)の交換】を参考にしてください。
http://blog.livedoor.jp/ookinatamatebako/archives/3816503.html
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