2011年04月17日

リード110のリアブレーキ調整方法(ドラム式)

 今回はリアブレーキの調整方法です。
 オイル交換の時は17mmのソケットレンチを使いましたが、リアブレーキ(ドラム式)の調整では、工具は一切使用しません。
作業時間も1~2分程度しか掛かりません。自転車のブレーキ調整よりも簡単に出来ます。

 リード110のリアブレーキは、自転車と同様にハンドルの左側のレバーを握る事でリアブレーキが効き始めます。
リアブレーキの調整
 レバーを握るとワイヤーを伝い後輪のロッド棒(上の写真の横に伸びる棒)を前方向に引っ張ります。ロット棒がドラムブレーキのアームを引っ張りドラム内にあるカムがブレーキシューを押し広げブレーキが掛かる仕組みになっています。

 ブレーキを使うと、ドラム(後輪タイヤのホイール内)の中にあるブレーキシューが磨り減ってしまい隙間が大きくなり、ブレーキが掛かり辛くなります。磨り減った分をカムにより広げてブレーキを効き易くする為にブレーキの調整が必要になってきます。

正しい例

 ネジのところに六角形の頭の付いたナットのようなものがあります。このナットを右回り(時計方向)に廻すとブレーキの効きが良くなります。スパナーで廻せるように六角形の頭をしてますが、手で廻してください。
(アームを前に引っ張りながらナットを廻せば力は要りません。それでも廻し辛いようならば、ネジの部分に《クレ5-56》を噴き付けて下さい)
あまり廻し過ぎると、ブレーキレバーを握っていないのにブレーキの掛かった状態になってしまいます。

ダメな例

 ナットは180度毎にカチッカチッと止まるようになってます。
上の写真の様に中途半端なところで止めてしまうと、ブレーキを掛けた時にずれてしまい危険です。

 調整が終わったら後輪のタイヤを浮かせ、タイヤを軽く手で廻してみてください。廻す方向は、前後方向どちらでも構いません。タイヤが回転し辛い様でしたら締めすぎです。

強めに握って
レバーは強く握った状態で、2センチ位余るように調整しとくと乗り易いです。

ブレーキシューの限界

 上の写真を見てください。三角形をした爪のようなものが飛び出しています。その直ぐ後ろに線が浮き出ています。
この三角形の爪が浮き出た線と並んだら、ブレーキシューの寿命です。寿命が過ぎた物を使い続けるとブレーキが効き辛くなるだけでなく、ドラム側を削ることになり、反って出費が嵩む原因になります。
タイヤ交換3回に1回程度の割合で交換しとけば丁度良いかと思います。

 ドラム式のブレーキ調整は、工具を使わず簡単に行えますので、前よりもレバーを握らないと効かないなと思ったら直ぐに調整をするようにしましょう。

ブレーキシューの写真は、《LEAD110 リアブレーキシュー《Vesrah ZV-VB160》》に載っています。
http://blog.livedoor.jp/ookinatamatebako/archives/2822504.html

ブレーキシューの交換は、8月くらいになりそうです。

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